まず入団体験に参加するにあたり、子どもに持たせる(準備する)最低限必要なものは以下になります。
- ①グローブ(今まで遊びで使っていた物で充分)
- ②帽子(キャップならOK)
- ③ジャージ(運動できる服装)
- ④運動靴
- ⑤タオル
- ⑥水筒
道具としては、最低限グローブぐらいは持たせましょう。
但し、新しく買って持たせる必要は全くありません。
新品のグローブは固く、形も出来てないので、
せっかく練習に参加してもボールすら取れない可能性があります。
まして子どもは握力がありませんので、ボロボロであっても、今まで使っていた物の方が良いでしょう。
服装もユニフォームなど揃える必要はありません。
夏であればTシャツ、冬であればトレーナーなどで充分です。
但しズボンは長ズボンがおススメです。
そして、靴も普段履いている運動靴で問題ありません。
あとは水分補給用に水筒とタオルを持たせて、送り出してあげましょう。
親が見るべきポイントとは?
さて、子どもを体験に送り出したあなた。
子どもの動きばかりを見ていませんか?
もちろん子どもが楽しくやってるかな?大丈夫かな?気になるところだと思います。
しかし、親として見るべき部分はもっと他にあります。
それはどんなところかを、ここから紹介していきます。
まず、部員の数は必ず確認しておきましょう。
細かい数まで調べる必要はありませんが、多いのか少ないのかなどはある程度判断がつくかと思います。
何故人数を知る必要があるかと言えば、子どもの数=親の数になるからです。
先でも述べたように、子どもを入団させたらそれで終わりという訳にはいきません。
親として、出来る限りのサポートをしなければなりません。
ところが、そのサポートも親が沢山いれば、自然と自身の負担も減ってきます。
しかし、子どもが少なければサポートする親も少ない事になり、結果負担が増える事になります。
少ない親の数でのサポートは、親同士のサポートの負担量に関する揉め事も当然ながら起きやすくなる傾向にあります。
これは父親、母親両方に言える事です。
反面、部員数を試合という観点からみるとどうでしょうか。
部員が少なければ、可愛いわが子が試合に出れるチャンスが広がるとも言えます。
しかし、一人二人でも休んでしまったら、試合が出来ないといった状況に陥る可能性もあります。
普段から練習ばかりになってしまうという可能性も考えられます。
そして、部員数が少なくて一番起こりやすい問題が部費の額です。
毎月1000~3000円程度が一般的な部費と言われていますが、この額も部員数によって変わってきます。
遠征費や道具の購入費、試合への参加費、グランドの利用料など部費から捻出されますが、
部員が少なければ当然ながら一人あたりの負担も増える傾向にあります。
こういった費用に加えて、遠征の際の車出しでは、ガソリン代や一部高速代などは実費となるケースもありますので、
年間にしたらかなりの額になったりします。
そう考えると、一長一短ありますが、
1学年に10人程度の部員がいるといったチームがもっとも理想なのかもしれませんが、
現実には全学年合わせても10~15人程度しかいないといったチームも多々あるようです。
何を目的に少年野球に入るのか?
次に何を目的に野球をさせるのかによっても、チーム選びは変わってきます。
野球の楽しさを教えよういうチームもあれば、勝つことを目的とした厳しいチームもあります。
その傾向は、日頃の練習からも見て判断できる部分が少なからずあります。
指導している監督やコーチも野球の経験者といった人ばかりではありません。
素人さんがボランティアでしているようなケースも多々あります。
野球がうまくなりたいと思っているのであれば、
しっかりとした基礎練習をしているチーム、指導者がきちんと教えているチームを選ぶのが良いでしょう。
ただしこうしたチームは保護者の出る幕が限られている・・意見も言いづらい・・といったリスクもあります。
逆に、いやいやうちの子は楽しんでくれれば・・・というのであれば、
雰囲気を重視した選択をするべきです。参加する事に意義があるという風土で、非常に楽しめると思います。
もっとも選択肢が無い場合には、
郷に入っては郷に従えで、その環境に順応していくしかありませんが。
もし、入団体験に父親も見に行けるようであれば、
是非行く事をおススメします。
母親では感じ取れない空気というのも感じ取る事が出来るかと思いますし、
父親として監督やコーチの指導の目的をある程度理解しておかないと、後々不満も出てくることが多いですから。
納得できるまで、入団体験を利用してみましょう。