野球には攻撃時における打順と言うものがあります。
打順とは打つ順番のことであり、1番から9番まであります。
1番から順番に9番まで打席に立つと、また1番に戻りその後はその繰り返しになります。
試合の途中で打順を変えたりすることは出来ず、最初に決められた打順で試合が終わるまで打つことになります。
仮に守備位置が他の選手と変わったとしても、打順はそのままになります。
それぞれの打順に与えられた目的
さて、打順にはやはりそれなりの目的があって選手を起用することが多くなります。
1番から9番まで、与えられた打順で結果を残すためには、
それぞれの打順に与えらえた目的を選手自身が自覚することが大切です。
もちろん少年野球ですから子どもたちそれぞれにも、
それ程の大きな差がある訳ではありませんので、
打順自体もさほど気にする必要は無いという考え方もありますが、
やはり打順は得点を上げる為の戦術に大きな影響を与えるものでもあります。
それぞれの打順に求められる仕事をある程度は認識しておくと良いでしょう。
1番バッターに求められること
まずは1番ですが、やはりプレーボールと同時に出てくる先頭打者でもあり、
いきなり1番がヒットなどで出塁すればチームも盛り上がりますね。
野球は何度も言いますが得点をいかに相手よりもたくさん取るかのスポーツです。
得点を取る為にはより多く塁に出て、進塁し、ホームに返ってくることです。
よって、1番打者には出塁というものが一番求めらると思われます。
もちろん1番にもいろいろなタイプがあってしかるべきであり、
ホームランの打てる1番打者も魅力的です。
しかし、王道で考えるのであればやはり四球でも、死球でも、内野安打でも、
エラーでも良いので、とにかく出塁する確率の高い打者が一番に抜擢されやすいでしょう。
①選球眼が良いこと
その為にはまず選球眼が良いこと。
ボール球に簡単に手を出してしまう様ではダメですね。
そして、追い込まれても粘る技術があること。
ファール、ファールで粘られると、
ピッチャーも次第に根負けして四球を与えてしまったりするものです。
その粘り勝ちで出塁出来るような選手は1番打者に向いています。
②足が速いこと
そして足が速いこと。
出塁したら盗塁して二塁に進めるのと、
進めないのではチャンスの広がり方が極端に変わってきます。
出塁率は高いが、せっかく出塁したのに足が遅いので
送りバントでしか二塁に進めない様では、チャンスも半減してしまいます。
極端に速くなくても良いかもしれませんが、遅いのでは1番打者には向かないでしょう。
よって粘り強く、出塁したら相手をかき回すことが出来るような元気な選手は
1番打者に抜擢されるかもしれませんね。