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少年野球でのお手伝い(お父さん編)

前にも記したとおり、少年野球は運営スタッフだけでは
とても活動できるものではありません。

まして、皆仕事をしながら、
ボランティア感覚でやっていただけている割合が大きいものです。

事情の許す限り、お父さん達は積極的に
子ども達の練習や試合に関わって頂きたいと思います。

お父さんたちに伝えておきたい大事なこと

さて、お父さんたちがどんなお手伝いをするのかという話の前に、
まず大事な事をお伝えします。

お父さんの中には自分も野球をやってきたという経験者の方も沢山いらっしゃいますし、
それなりに自分の理論を持っている方もいるかと思います。

そんなお父さんたちの中には、
チームの方針や采配に対して口を挟む方もいらっしゃいます。
それは時として正しい事もあったりします。

しかし、お父さんたちは子どもをスタッフに預けている以上、
超えてはいけない一線というものがあります。

それは、練習内容や、試合での采配、
選手起用に対しては、口を出さないと言う事。

スタッフから依頼されて、特別に技術指導などをする場合は別ですが、
そうした依頼も無くグランドで勝手な指導等をする事を、スタッフはとても嫌がります。

ですから、『ああしたらいいのにな!』『その練習は間違ってるだろ!』
『それはおかしいだろ!』なんて場面においても、とりあえずはグッと堪えましょう。

そして、家に帰ってから、子どもに対してだけは、
『今日の練習でのあの場面はこうするべきなんだぞ!』と教えてやって下さい。

そして付け加えなければならない事は
『コーチの指導は間違ってはいないんだぞ!だけどこの方がもっとうまくなるんだぞ!』と、
スタッフを立てる事を忘れないでください。

子どもは素直ですから、家で話した事をそのまま野球で話しますので、
時としてスタッフと険悪になったりする事も考えられますので。

少年野球においてお父さんたちができること

さてさてようやく本題に入れます。
お父さんたちの主なお手伝いですが、以下の事を行います。

・キャッチボール、トスバッティングなどの球拾い
子ども達の後ろに陣取り、球拾いをします。練習、試合共にします。
・バッティングピッチャー
フリーバッティングなどを数か所でおこなう場合、投げる事があります。
あまりムキになって投げないで下さいね。
・審判
主審から塁審まで行います。
シートバッティングや紅白戦、練習試合などで経験を積めば、誰でも出来るようになります。
多少のルールはルールブックで覚えるしかありませんけど・・・。
・グランド整備
基本選手が行いますが、公式戦などでは試合後に選手がベンチを空けなければならない場合、
お父さん達で整備をしたりします。
・ティーバッティングのボール投げ
ネットに目がけての打撃練習です。
ヘタな子どもになると、打球が直撃しますので要注意!
・ノック
スタッフが足りない場合、頼まれる事があります。
簡単なように見えて以外に難しいのがノックです。
特にフライを打つのは難しいですよ。
・道具の片づけ、運び
遠征時など、車輌への道具の積み込みなどを行います。
・遠征時の車出し
子ども達を試合会場などへ連れて行くのに、車を出します。
どうしてもミニバン車に偏りがちになってしまいますが、
軽自動車の方でも『二人なら乗せれます』など、気持ちだけは見せておきましょう!
・テントなどの片づけ
アウトドア用のテントは練習時、試合時に2~3ヶ所設営します。
一つの設営に4人は必要ですので、積極的に関われるお手伝いです。
・応援
誹謗、中傷は禁句です。
熱くなる場面も多々ありますが、あくまで冷静に応援をしましょう。
また、他所様の子どもに対してのダメだしもNGです。
気分よく応援する為に、周りに対しての配慮も心掛けましょう。
・スコアラー
公式戦、練習試合においては、スコアブックをつけます。
もし書き方を知っている場合は、立候補してみては如何でしょうか?

ざっと挙げるとこのぐらいでしょうか。

お父さん達のこうしたお手伝いは、
特別係りが決まっている訳ではありません。

練習や試合に同行しているうちに、周りの先輩お父さんたちの動きを見て、
自分から関わって行くものです。

ですので、最初は多少抵抗がありますが、
先輩お父さんに『何かやる事があれば言って下さい』と言って、
アピールしておくと、声を掛けてもらえるようになります。

周囲でお父さんたちがせっせと動いているのに、
一人だけ突っ立っていては、働いているお父さん達からすれば気分の良いものではありません。

最初のうちは自分から審判やグランド整備など、
避けられがちな仕事にも積極的に取り組んでみては如何でしょうか?

子ども達もそうしてお父さんがお手伝いをしてくれる事を、
とても喜んでいるものですから。