少年野球でのお手伝い『お父さん編』では、
主にお父さんがどのようなサポートをするのかを記してきました。
さて、一方のお母さんですが、どのようなお手伝いがあるのでしょうか?
男には男の、女には女の役割があると言われていますが、
少年野球でもその考え方は当てはまるでしょう。
少年野球においてお母さんたちができること
まず、お母さんたちがグランド内に入って、練習等を手伝う事はほぼありません。
私自身、お母さんがグローブをはめて
球拾いをしている光景に出会った事は残念ながらありません。
しかし、決してダメという訳ではないでしょうから、
もし、一緒になって球拾いしたいというお母さんがいたら、
是非スタッフに了承を得て、やってみて欲しいものです。
お母さんたちの主なお手伝いは次のものになります。
- ・お茶の準備
- 練習、試合問わず、子ども用のお茶、スタッフ・保護者用のコーヒーなど、
順番に自宅で作って持参します。
子どもは個々で家からお茶を持ってきますが、 夏などはすぐに水筒が空になってしまいますので、
補充用としてかなり沢山準備する季節もあります。 - ・テントやテーブルの準備
- お父さんたちの協力を得ながらテントを設営し、
その下でテーブルなどをセッティングし、お茶やお弁当の準備等を行います。 - ・スタッフの食事の準備
- チームによって様々ですが、スタッフの昼食などは会計から捻出するケースが多いので、
そのお弁当の手配、配膳などをします。
お母さんたちの仕事は思ったよりありませんね。
どちらかというとお母さんたちは練習などでは、
それぞれお菓子などを持ち寄って、井戸端会議を開いている事の方が多いんじゃないかな!
練習や試合以外の場でも重要なお母さんたちの役割
それでも最高学年のお母さんたちは、会費を集めたり、
備品の購入や会計、配車や練習場の予約、子どもたちの救護、
練習や試合の連絡係など、目に見えない仕事がかなりあります。
大体3~4名ぐらいが理事長や副理事長、
会計などといった役職に就かなければならないので、
その役割に当たったら一年間は重労働と心得ておくべきです。
また、年に数回グランドでカレーや豚汁などを振る舞うイベントや、
泊りのキャンプなども少年野球にはあります。
そうした時もお母さんたちは大変ですね。
仕入れに、仕込み・調理と大忙しです。
他にも写真係などを専属で置いているチームもあります。
主に試合やイベントの時になりますが、
写真を撮影し専用のホームページなどに掲載したり、
保護者同士でデータを共有して欲しい写真をダウンロードしたりと、
思い出づくりの為に、試合にはほぼカメラをぶら下げて参戦する事になります。
男性の場合もありますし、女性の場合もありますが、
写真が好きな人、得意な人はやってみたら如何でしょうか?
ただし、写真係の人はせっかくの試合も集中して観る事は出来ませんけど・・・。
あと、お母さんたちはお父さんたちに比べて群れる習性があるようで、
ひとたび輪が出来てしまうと、なかなかそこに入っていくのは難しいです。
何かお手伝いでもしようかと思っていても、
大笑いしながらテントの下でお菓子をポリポリ、
なんて井戸端会議の光景を目にしますと、なかなか近寄るのも勇気がいります。
特別手伝う事が無さそうなら、あえて近寄らずに気の合う人たちと、
マイペースに観戦するのもひとつの方法です。
但し、5年生、6年生からは多少気の合わない人とも、
『子どもの為に母ちゃん頑張るわ!』という気持ちで輪の中に入っていく心構えも必要です。