9番

9番打者は打順の中で最も遅い最後の打順となります。
その分回ってくる回数も少なく、一試合で2回しか打席が回って来ないこともあったりします。

少ないチャンスしかありませんので、
その少ないチャンスをしっかりと生かしてアピールする為にも、
集中力を持って打席に入ることが大切です。

9番はピッチャーが打つことが多い野球ですが、
少年野球や中学、高校も含め、子どもたちの野球に関しては全く関係ありません。

4番でピッチャーが目標の子どもたちが多い中、
現在プロ野球で投手として活躍している選手も、
子どもの頃は9番だったという選手がたくさんいますからね。

くせ者の9番打者

9番打者はどうしても打撃に関しては苦手な子が選ばれやすいですが、
反面少年野球では打線を切らない様にあえて9番に器用な子を置くチームもあったりします。

前項でも記していますが、それ程力の差が無い子どもたちにおいては、
打順を意識するよりも打線を意識して、どこからでもチャンスを作れるような打順を組むチームもあり、
その為に9番に力のある選手を置くケースがあるのです。

よって、自分の子どもが9番だからといって悲観することは間違いであり、
逆に何かを期待されているのだなと子どもに伝えてあげることができるぐらいになってほしいものであります。

『9番打者なのにやりにくいな・・・くせ者だな・・・』と、
相手のピッチャーの気が休まる場面を作らせないような9番打者が最も望まれるのではないでしょうか。