素振りはバッティングの基本となる、基礎練習です。
それこそ、野球の頂点でもあるプロ野球選手ですら地道に素振りを行うぐらい、
終わりなき練習と言われています。
手に豆を作り、それが破れてさらにそこから豆が出来ての繰り返しによって、
丈夫な手のひらが出来上がってきます。
子どもにとっては地味な練習ですので嫌われがちですが、
たくさん振り込んだ子どもは確実にバッティングも上達してきますし、
強い打球が打てるようになります。
素振りはその振り込んだ回数も重要ですが、もっと大切なのは中身です。
手を抜いてチンタラと100回振るのであれば、真剣に30回振ったほうがマシと言われています。
30回全力でバットを振るのは結構な疲労を伴いますが、その分必ず力が付いてきます。
素振り練習で見ておくべきポイントとは?
素振りをする際によく見ておくべきポイントとしては、
『下半身がブレてないか?』
『しっかりとコースをイメージして振っているか?』といったところです。
全力で振ると言う事は、体も当然ブレてきますが、
そのブレを止める、ブレないように踏ん張るのは下半身です。
振った後に足が動く様では、しっかりと下半身で踏ん張れてない証拠です。
まずは、振った後にしっかりと足が動かずに止める事が出来ているかを見てあげましょう。
その際に足の向きにも注目しておいて下さい。
足の向きにも注目!
軸足のつま先が構えた時と同じようにホームベースの方向を向いている様では、
正しいスイングが出来ているとは言えません。
軸足のつま先が振った後にセカンドからピッチャーの方向を向いているのが理想です。
これは軸足のつま先の向いている方向によって、
腰が回転出来ているのか出来ていないのかを見分ける事によって、
体全体を使ってスイング出来ているのか、
それとも上半身だけのスイングになっているのかを見分ける事が出来ます。
上半身だけの素振りはあまり効果的とは言えませんし、下半身にも力が伴ってきません。
しっかりとした形のもとで、素振りをする事が大切です。
素振りとイメージトレーニング
次に、素振りといえども、一球一球ピッチャーが投げる場面をイメージして、
かつどのコース・高さにボールがあるのかをイメージして振る事が大切です。
試合ではピッチャーがどこに投球してくるのかは分かりません。
真ん中ばかり来るとは限りません。
よって、『どこに投げられた球を』『どこに打ち返した』という想像の世界を作りながら
素振りをする事をおススメします。
いわゆるイメトレってやつですが、
案外試合などに役立ってくるかと思います。